日課の「 ジョギング 」と、その最中に主に聴いている音楽ジャンルの「 フュージョン・スムースジャズ 」といった話題を中心に、WEB上で広告を見たりアンケートに答えるだけでお小遣いが貰える「 サイト稼ぎ 」の話題なども少々。気になることを気ままに語ります
ジョギングしながら聴く smooth jazz
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Wishful Thinking/Earl Klugh
2011-06-18-Sat  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

①. Wishful Thinking
②. Tropical Legs
③. All the Time
④. Natural Thing
⑤. Once Again
⑥. Take It from the Top
⑦. Only One for Me
⑧. Right from the Start




※ 現在当アルバムの「 iTunes 」での取扱いは御座いません。
   試聴は「 amazon.com(米国アマゾン) 」サイトの当該ページ内で可能です。






 35年に及ぶKlughのキャリアで最も長く在籍していた「 Warner Bros. Records 」と契約する直前の「 1984年 」に、名門「 Capitol Records 」からリリースされたセルフプロデュース作品です。

 アンチファンがKlughを「 天気予報フュージョン 」と揶揄する意味(?)で評することがありますが、その「 天気予報フュージョン 」の代表格とも言える赤坂にある某在京TV局の夜の天気予報で長年BGMとして使用されていた曲なので、おそらく関東住みの方なら聴き覚えがあるであろうタイトルナンバーの  ですが、個人的にはKlughの代表曲と言って過言ではないオキニイリのナンバーの一つで、Klughが奏でる爽やかなギターのフレーズが常に自分を心地よさの頂点に誘ってくれる、彼のメロディメーカーとしての才能を改めて思い知らされる神曲!


 「 ①. Wishful Thinking 」



 更に、聴き心地の良いメロディアスなKlugh王道のPOPなミドルテンポ・チューン  、レゲエ調のナンバーでもKlughらしい耳馴染みの良さは決して外さない点が改めて見事だと思わせる  と、またしてもメディア等にBGMとして安易に使われてそうなキャッチーな曲が続きます。

 そして当該アルバムリリースと同年に結成された「 Manhattan Jazz Quintet(マンハッタン・ジャズ・クインテット) 」のピアニスト兼リーダーでもある「 David Matthews(デヴィッド・マシューズ) 」がアレンジを担当した「 オーケストラ 」の演奏をバックにしたギターソロ曲  ですが、以前の作品からMatthewsの「 オーケストレーション 」との相性が抜群なのは言うまでもありませんでしたが、改めてその事を思い起こさせるマッチングな上に、Klughが弾くギターのメロディが溜め息が出るほど美しい至極の1曲。

 美しくも何処か切なさが漂うバラード  においては、今度は前テイクのMatthewsに代わり、やはりKlugh作品では御馴染みの「 Don Sebesky(ドン・セベスキー) 」が「 オーケストラ・アレンジ 」を担当してますが、次テイクの  は、再び「 David Matthews(デヴィッド・マシューズ) 」が、今度はゲスト・ベーシストに巨人「 Ron Carte(ロン・カーター) 」が加わった「 ビック・バンド 」のアレンジと指揮を担当しているスウィンギーなナンバーで、珍しい「 スウィング・ジャズ 」スタイルの曲でもKlughのメロディアスさは健在です。


 「 ⑥. Take It from the Top 」



 更に「 Ron Carte(ロン・カーター) 」に続く豪華なゲストとして、独特なトーンとファンキーなプレイでフュージョン界を代表するサックスプレイヤーとして君臨し続けている「 David Sanborn(デイヴィッド・サンボーン) 」が参加している  ですが、個性的という意味では他に類を見ない程のSanbornでさえも完全にKlughの世界へ引きずり込んでいる、王道のPOPなメロディアスチューン。

 大抵のKlughのアルバムでは必ず1.2曲は入っている「 ファンク 」路線のナンバーが、ラストテイクの  でやっと登場しますが、いままで溜まっていたモノを一気に吐き出したような中盤から後半に掛けてのギタープレイが当テイクの一番の聴き処だと思います。

 自分にとっても今回の「 Wishful Thinking 」は、これまでのアルバムに限っても「 Crazy for You 」「 Magic in Your Eyes 」に告ぐオキニイリで、他のKlughファンの評価もナカナカだと思うのですが、残念ながら現在は絶版なので、この記事を書いた「 2011年6月 」現在、アマゾンでは新品のCDが「 1万円 」以上、amazon.com(米国アマゾン)でも約「 70US$~ 」と、完全にプレミアムが付いてしまっているので、是非再販を願いたいのですが・・・・・。

 個人的には収録曲に1つも捨て曲は無いですし、アルバム全体の構成も自分好みなので、もし手ごろな値段でCDが売られているのを見かけたら、是非入手して頂きたい今回の「 Wishful Thinking 」に対しては、当然満点に近い「 ★★★★☆ 」の高評価を付けたいと思います。






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The Journey/Earl Klugh
2010-06-20-Sun  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

   アール・クルー - The Journey


※ 「 iTunes 」未インストールの方は「 AMAZON.COM 」サイト内にて試聴可能です。

1. All Through the Night
2. Last Song
3. 4 Minute Samba
4. Sneakin' Out of Here
5. Journey
6. Good as It Gets
7. Fingerdance
8. Evil Eye
9. Walk in the Sun
10. Autumn Song




 クルーにとってBest盤以外では「 Warner Bros. Records 」からの最後のリリースとなる作品で、前作と同様に愛犬と一緒に写っている写真をジャケットに使用している事から一部のファン(?)から「 Sudden Burst of Energy 」と合わせて「 ブルドック2部作 」などとも呼ばれている「 1997年 」発売のアルバムです。

 POPでメロディアスなUPテンポ・ナンバー  では、本人のギター・プレイは存分に味わえる上に、なかなか魅了的な「 ウインド・シンセ&アコースティック・ピアノ 」ソロが更にキャッチーな曲調に華を添えている、オープニングから極上の心地好さが伝わる1曲が収められてます。

 クルー作品では御馴染みのドラマー「 Gene Dunlap(ジーン・ダンラップ) 」が、今作では当テイクに「 ドラム・プログラム 」としてだけクレジットされている  ですが、クルーのギターに「 エレキ・ピアノ 」を中心とした数種類のキーボードや「 ソプラノ・サックス&女声コーラス 」が絶妙に絡み合うアンサンブルが実にCoolなスロー・ブルース。

 個人的には以前某FM番組の「 テーマ・ソング 」に使われていた事が印象深い、軽快な「 サンバ 」のリズムとメロディアスさが魅力の  、「 オルガン&パーカッション 」のプレイが、よりラスタな雰囲気を漂わせる効果を引き出している「 レゲエ 」テイストの  と、「 ブラジリアン&ジャマイカン 」なPOPチューンが2曲続きます。

 美しくも切ない雰囲気漂うメロディに、アレンジに「 オーケストラ 」が加わる事で壮大さも加味されたタイトルチューンのバラード・ナンバー  に於いて、その「 オーケストレーション 」を担当しているのは元「 Count Basie(カウント・ベイシー) 」楽団のメンバーで、数々の名画のサウンド・トラックを手がけた事でも知られるジャズ・ホーン奏者の「 Johnny Mandel(ジョニー・マンテル) 」です。

 現在「 BS日テレ(だったかと?) 」の天気予報のBGMとして使用されている、クルーらしいPOPなメロディアス・チューン  では、イントロ部分の「 ブルース・ハーブ 」風の音から始まり、クルーのギターの裏でさり気なく加わる「 オーボエ 」の様な音色、更にラストのソロ・パートでの「 アルト・サックス 」の生音そのままな感じと「 ウインド・シンセ 」ならではの多様な音の使い分けが隠れた(?)聴き処かと。
 
 安易に「 BGM 」として頻繁に使用されてしまう程、聴く人を選ばない聴き心地の良い曲が多い事がクルーの魅力の大きな一つだと思いますが、将に聴き心地の良さに限れば収録曲中一番ではないか?と個人的には感じている   は、程好いラテン・フレーヴァーが曲の清涼感を増しているPOPなギター・ナンバー。

 収録曲中最長の「 6分19秒 」の間、クルーのフロント・プレイがタップリ堪能できるマイナー・ブルース調のナンバー  、これも何処かのTVorラジオ局で天気予報の「 BGM 」として使われていた聴き憶えのある、クルーの王道スタイルと言ってよいPOPで爽やかなメロディアス・ナンバー  の後にラストを飾るのは、古いフランス映画の主題歌でも可笑しくない様な、センチメンタルな雰囲気が切なさを誘うバラード  ですが、このテイクの「 オーケストレーション 」を担当しているのも  と同様、数多くの「 映画音楽 」を担当した事でも知られる「 Johnny Mandel(ジョニー・マンテル) 」です。

 サイド・メンバーには前作に引き続き、クルー作品の常連ベーシスト「 Al Turner(アル・ターナー) 」や、売れっ子スタジオ・ギタリスト「 Paul Jackson Jr.(ポール・ジャクソン・ジュニア) 」などの確かな実力を持った面々がサポートしてますが、中でも今作では  を除いた全テイクでパーカッションを担当している名手「 Paulinho Da Costa(パウリーニョ・ダ・コスタ) 」のプレイが、更にアルバム全体の魅力を引き上げているといった感想を自分が持つ事に関して、当作品を御存知の方なら必ず賛同して頂けると思います。

 私個人の事ですが、このアルバム発売当時はクルーを聴き始める切っ掛けとなった「 フュージョン 」に対する熱も冷め、自身の音楽の嗜好の中心はほぼ「 ストレートアヘッド・ジャズ 」に戻っていた時期でしたが、それでも迷わず当アルバムを購入して以来、現在まで10年以上聴き続けている作品で、90年代発売のクルー作品では一番好きな「 Sudden Burst of Energy 」に匹敵する位のオキニイリなので、自己評価も満点に近い「 ★★★★☆ 」とさせて頂きます。






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The Earl Klugh Trio, Vol. 1/Earl Klugh Trio
2010-05-05-Wed  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

   Earl Klugh Trio - The Earl Klugh Trio, Vol. One


※ 「 iTunes 」未インストールの方は「 amazon.com(米国アマゾン) 」サイト内にて試聴可能です。

1. Bewitched 2. Days of Wine and Roses
3. Insensatez (How Insensitive)
4. Love Theme from "Spartacus"
5. I'll Remember April
6. What Are You Doing the Rest of Your Life?
7. I Say a Little Prayer 8. Night and Day
9. Lonely Girl 10. Too Marvelous for Words
11. One Note Samba





 「 1991年 」にリリースされた、クルー自身のソロ・アルバムでも多数共演しているドラマー「 Gene Dunlap(ジーン・ダンラップ) 」と、元「 Mahavishnu Orchestra(マハヴィシュヌ・オーケストラ) 」のメンバーだったベーシスト「 Ralph Armstrong(ラルフ・アームストロング) 」と共に結成した「 Earl Klugh Trio(アール・クルー・トリオ) 」の1.stアルバムです。

 クルーはいつもの「 ガット(ナイロン・ストリングス)ギター 」、ベースも「 ウッド・ベース 」の音色に似た「 ソリッド・ベース 」を使用してますが、このアルバムの収録曲は全てスタンダード・ナンバーを「 テーマパート 」と、同じコード進行に沿った即興演奏の「 インプロヴィゼーション(アドリブ)パート 」で構成した典型的な「 ビ・バップ 」スタイルのストレート・アヘッドなジャズですので、今回のレビューは各収録曲についての説明や、その他のミュージシャンによる同曲の名演の紹介などを中心にしたいと思います。

 今の若い方はご存じ無いかもしれませんが、かつて日本でも人気のあった米TVドラマ「 奥様は魔女 」のテーマ曲  は、自分にとっても幼少の頃から馴染みの有る曲でしたが、ここまでストレートな4ビートジャズに合う楽曲だとは当テイクを聴いて初めて気が付きました。

 ジャズに馴染みの無い方でも間違いなく聴き覚えが有るであろうバラードの超有名曲  は、当然数多のジャズ・ミュージシャンが名演を残していますが、中でも当該曲を含んだ「 Oscar Peterson Trio(オスカー・ピーターソン・トリオ) 」の名盤「 We Get Requests 」は個人的にも長年愛聴し続けてるお気に入りアルバムです。

    は、「 The Girl from Ipanema(イパネマの娘) 」を始め、様々なジャズ・ミュージシャン達にも数多くの作品が演奏されてきたボサ・ノヴァ界の重鎮「 Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン) 」のナンバー。

 映画好きの方には同名映画のサウンド・トラックとして知られているのであろう3拍子のバラード  ですが、我々ジャズ・ファンにとっては何と言ってもジャズ・ピアノの巨人「 Bill Evans(ビル・エバンス ) 」が好んで取り上げた曲として馴染み深いナンバー。

   も、「 miles davis(マイルス・デイヴィス) 」作品での「 horace silver(ホレス・シルバー ) 」らを従えてのハード・バップ史に残る名演を始め、星の数ほど演奏されてきた超有名スタンダード。

 切々と歌い上げやすい曲調の為か、ジャズでは「 Carmen McRae 」等、女性ボーカリストが取り上げる事の多い  も、原曲は映画の主題歌です。

 20世紀後半のアメリカを代表する作曲家の一人「 Burt Bacharach(バート・バカラック) 」の作品を「 Dionne Warwick(ディオンヌ・ワーウィック) 」が歌って大ヒットした  を、当テイクでは上手くジャズらしい4ビートに乗せた演奏が聴けます。

 元々は「 Cole Porter(コール・ポーター) 」作の人気俳優「 Fred Astaire(フレッド・アステア) 」主演のミュージカル・ソングである  ですが、おそらくジャズナンバーとして天文学的な数字になるであろう程、数多く演奏されし続けてきた定番中の定番なので名演とされるジャズ・テイクも多いのですが、ボーカルものなら自ら好んでポーター作品をよく歌っていた「 Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド) 」の代表作のひとつ「 Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook 」が有名ですし、個人的には「 Kenny Barron(ケニー・バロン) 」と共演したウエストコースト・クールジャズの人気サックス奏者「 Stan Getz(スタン・ゲッツ) 」の最後のライブ盤「 People Time 」内の同曲テイクが好きですが、同じギターものなら「 Joe Pass(ジョー・パス) 」のソロ・ギターアルバム「 Virtuoso 1 」内のテイクもオススメです。


 「 Night and Day/Ella Fitzgerald 」



 スタンダード・ナンバーが揃った当アルバム収録曲中、この曲のみ他では聴いた事が無い  なのですが、60年代のヒット映画の主題歌(?)らしい、ロマンティックなメロディが印象的な曲です。

 しばしば女性ジャズボーカルものでも耳にしますが、私事ながらトロンボーンを始める切っ掛け(かなり前の出来事で、とうの昔に挫折してますがw)となる影響を受けたジャズ・トロンボーンの第一人者「 J.J.Johnson(J・J・ジョンソン) 」のアルバム「 The Eminent Jay Jay Johnson, Vol. 2 」内のテイクが当テイクと同じ位思い浮かぶ  も、原曲はミュージカルの主題歌です。

 そしてラストはボサ・ノヴァを代表する曲のひとつであり、それ以上に厳密にはタイトル通りの「 ワン・ノート 」ではありませんが、メロディに「 G(ソ) 」の音を世界一多用(?)する曲というギネス級の荒業(笑)で知られた  が収められていますが、これも  と同様、オリジナルは「 Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン) 」です。


 「 One Note Samba/Antonio Carlos Jobim 」



 肝心の当アルバムの内容ですが、「 テーマパート 」も原曲のメロディを活かしたクルーらしい聴きやすいアレンジですし、「 インプロヴィゼーション(アドリブ) 」も決して難解なものではないので、ストレート・ギター・ジャズの入門盤としても適していると思いますし、簡単にギター・ジャズの雰囲気を味わえるBGM的な聴き方もOKなアルバムなので、ジャズ初心者の方にも受け入れやすい作品です。

 自分にとってもCDを入手して以来、他の事をしながら気軽にギター・ジャズの雰囲気を味わう「 ながら聴き 」用アルバムとして長年重宝している作品で、勿論じっくり聴いても味わい深いジャズ・ギター・アルバムなので個人の評価も充分「 ★★★★☆ 」を付けられる秀作だと思います。

※ 収録曲の中から1.2曲程度は訪問者の皆様にフル試聴して頂きたかったのですが、このアルバムを含め「 Warner Bros. Records 」が版権を持つ作品の音源は「 You Tube 」にUP出来ない為、今回のレヴューで取り上げた他ミュージシャンによるオススメ同曲テイク動画を代わりに貼らせて頂きました。






ご迷惑で無ければ♪

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One on One/Bob James & Earl Klugh
2010-01-11-Mon  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

   Bob James & Earl Klugh - One On One

※ 「 iTunes 」未インストールの方は「 HMV ONRINE 」サイト内にて試聴可能です。



1. Kari 2. The Afterglow 3. Love Lips
4. Mallorca 5. I'll Never See You Smile Again
6. Winding River





 このアルバム発売当時は既に「 アレンジャー/プレイヤー 」として確固たる地位を築いていた「 Bob James 」と、デビューして僅か3年程度で早くも新進気鋭の「 アコースティック・ギタリスト 」として人気を博していた「 Earl Klugh 」の2人による「 1979 」発売のコラボレーション・アルバムです。

 オープニングは、いかにもクルーの作品らしい爽やかなメロディのカリプソ風ナンバー  で始まりますが、クルーの「 ナイロン・ギター 」とボブの「 ローズ・ピアノ 」の2人が奏でる音の心地好さから極上のヒーリング・ミュージックに仕上がっている、おそらく当アルバム内で最も数多く各メディアのテーマ曲やBGMに使用されているであろうメロディアスなチューン。


「 ① Kari 」




 どことなく牧歌的な雰囲気のするメロディラインとボブらしいメロウさが共存した感じの  では、「 フルート・オーボエ 」等の木管楽器と「 ストリングス 」による小規模編成のオーケストラを使ったアレンジが程好く効いていて、やはり聴き心地の良さの際立ったスロー・ナンバーになってます。

 前テイクの  以上に小規模オーケストラのアレンジが際立って目立つ  は、美しくも切ない感じのメロディが印象に残る「 テーマパート 」と、クルーによる長めの「 インプロビゼーション 」を含んだグルーヴィーな「 アドリブパート 」とのギャップが魅力のナンバー。


「 ③ Love Lips 」




 「 Miles Davis 」らと共に60年代の「 モード・ジャズ 」に偉大な足跡を残し、その後も「 アコースティック・ベース 」に拘りながら様々なジャズやボサノヴァなどの大物アーティスト達と名演を重ねてきた「 JAZZベースの神様 」の異名を取るベーシスト「 Ron Carter 」が参加した  では、ボブも「 アコースティク・ピアノ 」を担当している当アルバム収録内では最もジャズの雰囲気が強いナンバーですが、いきなり「 テーマパート 」から「 転調 」や「 リズムチェンジ 」などを用いながら決して難解になり過ぎずにボブらしいメロウさを保っている辺りは流石だと思います。

 クルーの十八番のひとつであるアメリカ音楽特有の「 土臭さ 」の漂うキャッチーなメロディのポップな「 カントリー・フォーク 」調の  も、  に負けず劣らず各メディアのテーマ曲やBGM等に利用されているであろう、聴き手を選ばないタイプの耳当りの良いメロディアスなナンバー。

 再びロン・カーターがゲスト参加のラスト・チューン  も、ロンの「 ウッド・ベース 」、ボブの「 アコースティック・ピアノ 」、クルーの「 ナイロン・ギター 」それぞれのプレイと3人のアンサンブル共に聴き応え充分のメロウなバラード・ナンバーです。

 収録曲中 ① ③ ⑤ はクルー、 ② ④ ⑥ はボブの作品ですが、アレンジは全曲ボブの担当であり、メロウな心地好さを感じる曲調の中にもプロ・プレイヤーとしての出発点は「 フリー・ジャズ 」だった事が偲ばれるアバンギャルドさが微妙に加わる点が個人的に「 Bob Jamesフュージョン 」の大きな特徴の1つだと思うのですが、このアルバムも同様の印象を受けるので、作品全般のイメージはボブの作風にクルーのエッセンスが加わったものと言えるかと思います。

 勿論お互いのリーダー作ともまた一味違った2人の相性の良さを感じさせるアルバムの出来から、この後「 Two of a Kind 」「 Cool 」とコラボアルバムを現在までに計3作リリースし、更に「 Fourplay 」から「 Lee Ritenour 」が脱退した後の後継者にボブはクルーを候補(実際にフォープレイに新加入したのは「 Larry Carlton 」)に挙げていたのもうなずけます。

 その他の参加ミュージシャンは、概出の「 Ron Carter 」以外にも「 Harvey Mason 」「 Ralph Macdonald 」など、ボブと親交の深い一流プレイヤー達が決して目立たずも確実なサイドメンぶりを発揮しています。

 この作品がレコーディングされた時代は「 アナログ・レコード 」が主流で、現在のCD向けに構成された作品よりもトータルの収録時間が短いのが普通ですが、他の当時のアルバムと比較しても短めの約「 35分 」という収録時間ながら、その短い収録中には上質の「 フュージョン・ナンバー 」が詰まっていて、将に凝縮された極上の「 35分 」が味わえる「 ★★★★★ 」級の傑作「 One on One 」を是非一人でも多くの方に堪能して頂きたく思います。






ご迷惑で無ければ♪

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The Spice of Life/Earl Klugh
2009-08-29-Sat  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

   Earl Klugh - The Spice of Life (Bonus Track Edition)




1. Ocean Blue 2. Sleepyhead 3. Canadian Sunset
4. Venezuelan Nights 5. Driftin' 6. Snap!
7. Bye Ya 8. Heart of My Life 9. Morning in Rio
10. C'est Si Bon 11. Lucy's World
12. My Foolish Heart 13. Toy Guitar





 「 2005年 」発売の前作「 Naked Guitar 」は「 ソロ・ギター 」作品だったので、バンド形式でのリーダー作としては「 Roberta Flack 」のゲスト参加が話題となった「 Peculiar Situation 」以来、実に8年ぶりとなる「 2008年 」発売の「 Koch Records 」移籍第2弾アルバムです。

 「 Sounds and Visions, Vol. 2 」で共演した「 ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ 」の様な「 フル・オーケストラ 」では無いですが、このアルバム収録曲の約半数位に「 ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ 」等の弦楽と「 フルート・オーボエ 」などの木管楽器による室内オーケストラ規模の「 管弦楽団 」が参加しており、それらをバックにクルーがジャジー&ブルージーなギターを奏でる  は、この作品を象徴するようなオープニングに相応しいナンバー。

 「 ロックンロール 」のようなイントロと、クルーらしい爽やかなメロディという相反しそうな両要素が不思議と心地好い  の次、5、60年代の米国を代表するムービー&ポップスター「 Dean Martin 」のナンバーを再び「 管弦楽団 」が加わってカバーした  は、原曲が持つウエスタンの雰囲気をそのままインスト・チューンにアレンジした秀作。

 どこか物悲しげなメロディラインが心に染みるスパニッシュ風の「 ソロ・ギター 」ナンバー  に続く、クルーの真骨頂とも言うべき「 ナイロンストリングス・ギター 」の音色を活かした爽やかな気持ち良さが伝わるメロディアスナンバー  は、以前のコノ手の曲と比べると(良い意味で)肩の力が抜けたプレイをクルーがしている様に感じられ、その為か?更にヒーリング効果が増した様に思える当アルバムの個人的NO.1テイク。

 当作品の中では異色の「 スラップ・ベース 」が効いてるグルーヴィーなナンバー  、自分が勝手に「 ジャズピアノの師 」と崇めている「 Thelonious Monk 」のナンバーを上手くスムースなジャズテイストに仕立てた  と、このアルバムのバラエティ度を確実にUPさせる2曲が中盤に収められてます。

 そして、シンプルな「 オーケストレーション・アレンジ 」にクルーが奏でる「 カントリー・フォーク 」調のメロディが栄える  、逆に「 パーカッション・ドラム・打ち込み 」を用いた「 リズム・アレンジ 」に計算された巧みさを感じる、タイトル通り朝の爽やかなイメージが残る  と、安易にBGMとして使われてしまいそうな   と同傾向のメロディアス・ナンバーが続きます。

 「 シャンソン 」の名曲  、ジャズ・ファンなら良く御存知の筈の「 スタンダード・ナンバー 」  と、「 管弦楽団 」をバックにレトロなポップ・ミュージック調に仕上げたカヴァー曲に挟まれた、カントリーの香り漂う   も、従来からのクルー・ファンなら必ず気に入って頂けるであろう、  に匹敵する程の心地好い美メロの魅力的なナンバー。

 このアルバムの最後を飾る「 Chet Atkins 」に多大な影響を受けたと言われる独特なスタイルの「 アルペジオ奏法 」を思う存分堪能できる「 ソロ・ギター 」チューン  も、「 メロディ・メーカー 」としても非凡な才能を発揮してきたクルーらしい味わい深い旋律のミディアム・テンポ・ナンバー。

 「 Earl Klugh Trio 」名義や「 Bob James 」など他アーティストとのコラボ・アルバムも含め、自分が知るクルー作品の中でも収録曲のバラエティ度は突飛したアルバムですが、言い換えれば今までのアルバムの中で実践してきたスタイルを全て含んだ、謂わばクルーの30年以上のキャリアの「 集大成的作品 」と言えると思います。

 もちろん純粋な1作品としても、クルーらしいメロディのキャッチーさは決して外さない、充分「 ★★★★☆ 」以上の評価が付けられる出来ですし、もし、この作品がお気に召して頂いたのであれば、おそらく他のどの作品も素直に受け入れられるであろう「 Earl Klugh 」に対する「 試金石 」の役割にもなるアルバムではないかと思います。


「 ⑦ Bye Ya (TV interview & Live) 」







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