日課の「 ジョギング 」と、その最中に主に聴いている音楽ジャンルの「 フュージョン・スムースジャズ 」といった話題を中心に、WEB上で広告を見たりアンケートに答えるだけでお小遣いが貰える「 サイト稼ぎ 」の話題なども少々。気になることを気ままに語ります
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Spiral/Hiromi(上原ひろみ)
2009-09-12-Sat  CATEGORY: CDレビュー(上原ひろみ)

   上原ひろみ - Spiral

※ 「 iTunes 」未インストールの方は「 HMV ONRINE 」サイト内にて試聴可能です。


1. Spiral 2. Open Door - Tuning - Prologue
3. Deja Vu 4. Reverse 5. Edge
6. Old Castle, by the river, in the middle of a forest
7. Love and Laughter
8. Return of Kung-Fun World Champion
9. Big Chill (日本盤のみBounus Track)





 前作「 Brain 」に引き続き「 Martin Valihora(ds) 」「 Tony Grey(b) 」が参加しての「 ピアノ・トリオ 」編成で収録された「 2006年 」発売の3rdアルバムで、収録曲も全て上原本人のオリジナルです。

 ワンタッチごとに緊張感が伝わってくるような「 ピアノソロ 」で始まる「 オープニング&タイトル・チューン 」の  は、将に3人のプレーヤー達が「 スパイラル(渦) 」に巻き込まれた様を表したようなドラマティックな展開の幻想的バラードですが、曲の構成の素晴しさも然る事ながら、初っ端からテクニック全開の3人の見事なプレイが光る、タイトルナンバーに相応しい傑作。

 まるで「 ドビュッシー 」や「 ラヴェル 」といったクラシックの印象派が書いたピアノ曲の様な、前曲に続く10分超えの大作  、ワルツ風の3拍子で始まり、その後は複雑なリズムチェンジを繰り返しながら展開していく  、激しいタッチのピアノ・プレイが際立つUPテンポのテーマパートとアヴァンギャルドさ全開のインプロヴィゼーションが印象に残る  、テーマパートから上原の早弾きプレイが連発し、感化されたかの様にマーティンも驚愕のドラミングを披露している  と、これら「 アコースティック・ピアノ 」中心のナンバー ②~⑤ には「 Music For Three-Piece-Orchestra 」のサブ・タイトルが付けられてますが、特に「 Music For Three-Piece-Orchestra 」での上原からは、スタイルの違いこそあれどジャズピアノの鬼才「 Keith Jarrett 」に通じる何かを個人的に感じます。

 「 アコースティック・ピアノ 」本来の魅力を最大限に引き出したと言っても過言でない、壮大で美しい極上バラード   は、名門「 バークリー音楽院 」の「 作・編曲科 」を主席で卒業した上原が、その実力を十二分に発揮した真骨頂とでも言うべきワンテイク。

 シンコペーションのリズムが心地好いブルース調のナンバー   は、彼女の1.stアルバム「  Another Mind 」にもプロデューサーの一人として名を連ねている、上原のデビュー時からの恩人であるジャズ・ピアニスト「 Ahmad Jamal 」に捧げられたナンバーですが、曲調からは常に笑顔を絶やさない優しい性格だというアーマッドの人柄が伝わってきます。

「 ⑦ Love and Laughter (LIVE) 」




 ピアノに次ぐ上原の愛器「 ノード・リード(アナログ・シンセサイザー) 」を駆使した  は、「 ブルース・リー 」や「 ジャッキー・チェン 」の大ファンである彼女が、彼らをイメージして書いた前作「 Brain 」収録の「 Kung Fu World Champion  」の続編とでも言うべきナンバーで、Live演奏では最高の盛り上がりを見せる上原流「 テクノ・ジャズ 」。

 尚、当方が所持しているDVD付きの「 限定版 」を含め、全ての「 国内盤 」には、変拍子大好き(笑)の彼女にとっては比較的珍しい、基本的にスタンダードな4ビートで進行するピアノ・ジャズ・バラード  がボーナス・トラックとして収録されてます。

 次作「 Time Control 」以降はギタリスト「 David Fiuczynski 」を加えた「 カルテット 」で活動し始めるのですが、当アルバムまで「 3人で演奏する音で、オーケストラのような音楽をつくりたい 」と公言していた上原にとって「 Spiral 」は、その目的を達成したのでは?と思えるほどの豊かな表現力が際立つ作品です。

 同じJAZZ系とはいえ、一応「 SmoothJazz 」をメインと謳った当ブログで、かなりベクトルの違う音楽性の「 上原ひろみ 」を取り上げる事に多少躊躇しましたが、どちらも今の自分にとって絶対に欠かせない音楽である事には変わりなく、これから彼女の全作品のレビューを徐々にではありますが投稿していくつもりです。

 自分の中では「 Time Control 」と並ぶ「 上原ひろみ 」の二大傑作である今回の「 Spiral 」に対する評価は、文句なしの「 ★★★★★ 」です。






ご迷惑で無ければ♪

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コメント

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コメントuzazo | URL | 2009-09-15-Tue 14:19 [編集]
おじゃまします。
Spiralは本当に名盤ですよね。
これから続いていく上原ひろみさんのキャリアの中で
多分いつまでも名前のあがってくるアルバムだと思います。
>uzazoさん
コメントkick | URL | 2009-09-15-Tue 22:50 [編集]
コメント有難う御座います ノシ

> Spiralは本当に名盤ですよね。
> これから続いていく上原ひろみさんのキャリアの中で
> 多分いつまでも名前のあがってくるアルバムだと思います。

本当にそう思います!
自分にとっても生涯の愛聴盤になる作品かと。

またuzazoさんには上原さん情報を色々と教えて頂きたいので、
これからも宜しくお願いします♪(ぺこり
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