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One on One/Bob James & Earl Klugh
2010-01-11-Mon  CATEGORY: CDレビュー(Earl Klugh)

   Bob James & Earl Klugh - One On One

※ 「 iTunes 」未インストールの方は「 HMV ONRINE 」サイト内にて試聴可能です。



1. Kari 2. The Afterglow 3. Love Lips
4. Mallorca 5. I'll Never See You Smile Again
6. Winding River





 このアルバム発売当時は既に「 アレンジャー/プレイヤー 」として確固たる地位を築いていた「 Bob James 」と、デビューして僅か3年程度で早くも新進気鋭の「 アコースティック・ギタリスト 」として人気を博していた「 Earl Klugh 」の2人による「 1979 」発売のコラボレーション・アルバムです。

 オープニングは、いかにもクルーの作品らしい爽やかなメロディのカリプソ風ナンバー  で始まりますが、クルーの「 ナイロン・ギター 」とボブの「 ローズ・ピアノ 」の2人が奏でる音の心地好さから極上のヒーリング・ミュージックに仕上がっている、おそらく当アルバム内で最も数多く各メディアのテーマ曲やBGMに使用されているであろうメロディアスなチューン。


「 ① Kari 」




 どことなく牧歌的な雰囲気のするメロディラインとボブらしいメロウさが共存した感じの  では、「 フルート・オーボエ 」等の木管楽器と「 ストリングス 」による小規模編成のオーケストラを使ったアレンジが程好く効いていて、やはり聴き心地の良さの際立ったスロー・ナンバーになってます。

 前テイクの  以上に小規模オーケストラのアレンジが際立って目立つ  は、美しくも切ない感じのメロディが印象に残る「 テーマパート 」と、クルーによる長めの「 インプロビゼーション 」を含んだグルーヴィーな「 アドリブパート 」とのギャップが魅力のナンバー。


「 ③ Love Lips 」




 「 Miles Davis 」らと共に60年代の「 モード・ジャズ 」に偉大な足跡を残し、その後も「 アコースティック・ベース 」に拘りながら様々なジャズやボサノヴァなどの大物アーティスト達と名演を重ねてきた「 JAZZベースの神様 」の異名を取るベーシスト「 Ron Carter 」が参加した  では、ボブも「 アコースティク・ピアノ 」を担当している当アルバム収録内では最もジャズの雰囲気が強いナンバーですが、いきなり「 テーマパート 」から「 転調 」や「 リズムチェンジ 」などを用いながら決して難解になり過ぎずにボブらしいメロウさを保っている辺りは流石だと思います。

 クルーの十八番のひとつであるアメリカ音楽特有の「 土臭さ 」の漂うキャッチーなメロディのポップな「 カントリー・フォーク 」調の  も、  に負けず劣らず各メディアのテーマ曲やBGM等に利用されているであろう、聴き手を選ばないタイプの耳当りの良いメロディアスなナンバー。

 再びロン・カーターがゲスト参加のラスト・チューン  も、ロンの「 ウッド・ベース 」、ボブの「 アコースティック・ピアノ 」、クルーの「 ナイロン・ギター 」それぞれのプレイと3人のアンサンブル共に聴き応え充分のメロウなバラード・ナンバーです。

 収録曲中 ① ③ ⑤ はクルー、 ② ④ ⑥ はボブの作品ですが、アレンジは全曲ボブの担当であり、メロウな心地好さを感じる曲調の中にもプロ・プレイヤーとしての出発点は「 フリー・ジャズ 」だった事が偲ばれるアバンギャルドさが微妙に加わる点が個人的に「 Bob Jamesフュージョン 」の大きな特徴の1つだと思うのですが、このアルバムも同様の印象を受けるので、作品全般のイメージはボブの作風にクルーのエッセンスが加わったものと言えるかと思います。

 勿論お互いのリーダー作ともまた一味違った2人の相性の良さを感じさせるアルバムの出来から、この後「 Two of a Kind 」「 Cool 」とコラボアルバムを現在までに計3作リリースし、更に「 Fourplay 」から「 Lee Ritenour 」が脱退した後の後継者にボブはクルーを候補(実際にフォープレイに新加入したのは「 Larry Carlton 」)に挙げていたのもうなずけます。

 その他の参加ミュージシャンは、概出の「 Ron Carter 」以外にも「 Harvey Mason 」「 Ralph Macdonald 」など、ボブと親交の深い一流プレイヤー達が決して目立たずも確実なサイドメンぶりを発揮しています。

 この作品がレコーディングされた時代は「 アナログ・レコード 」が主流で、現在のCD向けに構成された作品よりもトータルの収録時間が短いのが普通ですが、他の当時のアルバムと比較しても短めの約「 35分 」という収録時間ながら、その短い収録中には上質の「 フュージョン・ナンバー 」が詰まっていて、将に凝縮された極上の「 35分 」が味わえる「 ★★★★★ 」級の傑作「 One on One 」を是非一人でも多くの方に堪能して頂きたく思います。






ご迷惑で無ければ♪

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コメント

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ありがとう!
コメントApollo | URL | 2010-01-12-Tue 23:33 [編集]
kickさん、こんばんは。

以前に私もこの作品を紹介しましたが、kickさんの詳細なレヴューはお見事です。
なるほど!と思わせる解説が説得力を持っています。

この作品を聴きながら私も感じていたことをキッチリ書いていただいたことに、感謝感謝です。
>Apolloさん
コメントkick | URL | 2010-01-13-Wed 22:55 [編集]
恐縮です(汗

Apolloさんを始め、他の方のレビューを読むたびに、自分の知識の浅はかさと文章力の無さを痛感しています。

特にApolloさんには、様々なジャンルの音楽に対する知識の幅広さにも驚かされてます。

だからこそ、下手な文章でも長年愛聴しているクルー作品のレビューを今回自分の精一杯で書いたつもりだったので・・・

本当に、こんな駄文にそこまで言って頂いて感激してます(涙
永遠の名盤!
コメントMusicman | URL | 2010-01-16-Sat 19:41 [編集]
コラボレーションというのはこういうアルバムの事ですよね。
私も以前ブログで紹介しましたけど、いつの時代も「いいよね~」と思える作品です。
最近の日本の音楽シーンでハヤリの“feat.”は、ただゲスト参加しているだけで、決してコラボレーションではないですよね。
>Musicman さん
コメントkick | URL | 2010-01-17-Sun 21:15 [編集]
> コラボレーションというのはこういうアルバムの事ですよね。
> 私も以前ブログで紹介しましたけど、いつの時代も「いいよね~」と思える作品です。
> 最近の日本の音楽シーンでハヤリの“feat.”は、ただゲスト参加しているだけで、決してコラボレーションではないですよね。

もう全面的に賛同します!!

自分がFourPlayの後任ギタリスト⇒クルーが候補だった事を知ったのも以前のMusicmanさんのブログ記事からでした(多謝

本当に自分にとってもフュージョン熱が冷めてた時期にも例外的に聴き続けていた数少ない「永遠の名盤」です。
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